【書評】『命綱なしで飛べ』トマス・J・デロング 著・サンマーク出版

自己成長は逆三角形である

本書をパラパラとめくって、成長の逆三角形の図と自己成長のルートをPPMの形でシンプルに示した図を見て購入を決めた

人間の成長を図で表したもので納得したものが今まで見たことがなかったが、本書の図は的確に示されていると感じ参考文献としての価値があると思ったのだ

簡単に説明すると自己成長するには、望ましくない現在の位置から望ましいことへの位置への移動であり、そこに行くためには、うまくこなせない（ぎこちない、格好悪くなってしまう）という現在の立ち位置よりも下の位置に一度降りる必要があるという指摘だ

著者はこう語っている

“右上の「成長」にいたるには、その下の「勇気と弱さ」のスペースを通過するしかない。何かを「見事にこなす」には、何かを「恰好悪くてもいいから」しなければならない。それ以外に道はない”

つまり、自己成長するには「自分の弱さを認める勇気」がどうしても必要になるということである

決めて動く自分になる

本書は自分で決めて動くことを論理的にまとめたものである

特に行動に関しては詳細に示されているので、自分の弱さを人に見せることが苦手な人には背中を押してくれる一冊だろう

僕自身は自己成長の逆三角形の図で図式化できたことだけでもお金を払った価値があった

後は自分で手に取って判断して貰えれば幸いだ