【書評】なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
最近、中島聡さんの「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」を読みましたので感想を書いていきたいと思います。
結論から言えばとてもいい本でした。是非一読をお勧めします。
私がなるほどなと思ったことをまとめていきます。
1日の仕事の8割を午前中に終わらせよ
この本で一番参考になるところが、1日の仕事の8割を午前中に終わらせること。
抽象的にいえば、仕事全体の8割を2割の期間で終わらせることだと著者はおっしゃっています。
それでは残りの8割はどうするのかと言えば、流す期間と捉え、仕事の完成度を高める時間に使うように言われています。
この考えは現代の仕事の特徴を考えた、また第一線で働いき生き残ってきたノウハウなのだと感動しました。
私なりに考えてみますと、
①現代の仕事は複雑であり、しかも複数の仕事が並行している場合が多く非効率的になっている
②どの仕事がいつ終わるのかを正確に図ることができるのは仕事の全体像がわからなければならない
③全体の2割の期間で仕事の全体がわかることにより、仕事に余裕ができ、仕事の質もあがる
ということだと理解しました。
実際にそんなことが可能なのか?
2割の期間で8割の仕事を終わらせることは理にかなっていると思いますが実際にどうするかが重要ですよね。
そのノウハウはこの本に、著者の生々しい実体験をもとにノウハウ化されていますので、一度手に取っていただき味わっていただければと思います。
私が感じた本の感想
どの業界でも第一線で働いて成果を出してきた人はとにかく“スピードが早い”ことがあげられると思います。
木下勝寿(著)の「売上最小化、利益最大化の法則」(ダイヤモンド社)が提唱されている、「ピッパの法則」=ピッときたらパッとやることに通じる圧倒的なスピードがないとこの不確実な時代に生き残るのは難しいということだと思います。
私も仕事をする上でスピードはもちろん意識はしていましたが、圧倒的に遅いんだということがよくわかりました。
私は基本的には営業をしているので、8割の仕事を午前中に終わらせることは物理的な不可能ですが、その準備や自分の自己成長のための勉強などは午前中に終わらせる習慣を身に付けようと改めて決意しました。
また、
自分なりに消化して皆さんに役立てることがあれば、その都度公開していこうと思います。
最後にこの本で印象に残った言葉で締めたいと思います。
人一人の人生にとって一番大切なのは、自分の好きなことをやるかどうか、やり続けることができるかどうかだ
それでは!