メール・メッセージのやりとりに思う
仕事でもプライベートでもメールやSNSのメッセージ機能は使わない日はないほどに浸透しており、かかせないツールの一つになっている。
あまりにも浸透しすぎたために、逆に弊害を生み出しているという本まである。
そんな中で最近多いと思うのは、メール・メッセージの簡略化であり、どこまで短くするかという内容が多いと思う。
例えば、挨拶は無駄だから入れない、用件のみ入れるなど、読む人の負担を限りなく抑えて効率的にしようとしているわけだ。
文章の短さは相手の信頼関係に比例するもの
僕はその風潮には少し疑問がある。
なぜなら、相手に文章を伝えるのは相手の信頼関係に比例するものだと思うからだ。
本当に親友レベルの人にメッセージを送るのは限りなく短くかつ簡素にしても問題はないだろう。
それはメッセージだけではなく、メッセージの送り手の背景を受け手も十分理解しているから成り立っているのだ。
これが全くの初対面だったり、ほとんど話したことがない人に同じことをしたらどうなるだろう。
なんて失礼な人だと思われるだろう。それは相手に対して信頼関係ができていないからだ。
もっともよいのは短くかつ礼儀も伝わること
相手に対し信頼関係がある場合は効率化を求めることに異論はない(または、会社で推進している場合など)。
ただし、それが万人に通用するとは限らないことは肝に銘じておくべきだろう。
つまり、短くかつ真意がきちんと伝わり、失礼にならない文章力・語彙力がいまの時代に求められていると思っている。