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【書評】『さあ、才能に目覚めよう』マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン(著)田口俊樹(訳)・日本経済新聞出版社

 
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【自分自身を知る34の資質】

本書は自分自身の才能を知り、その強みをどう生かすべきかをまとめたものとなっている。

本書では34の資質が取り上げられているが、数か多いので混乱するかもしれない。

今回は一つひとつの資質の内容は割愛させていただくが、今回は資質の特定と、なぜ才能が重要なのかについてまとめておくことにしよう。

【才能の特定について】

本書では自分の強みとなる隠れた才能を確実に見つける方法一つあるとしている。

その部分をまとめておこう。

「それは客観的な眼でしばらく自分を見つめることだ。何かの業務を遂行するにあたり、いかに早くその業務をこなすコツをつかめるか、いかに早く上達し、学んだことを発展させられるか、さらに、時間を忘れるほどその業務に没頭できるかどうか。こうした観点から三か月ほど自分を観察するといい

どの点についても満足できる結果が出ないようなら、自分はその業務に向いていないと考え、別の業務に取り組むといい。そこでもまた同じ状態でしかなければ、さらに別の業務に取り組む。そうしているうちに、自分の採用とは何かが必ずわかるはずである。あとはその才能を磨くことで、強固な強みを築くことができるようになる。」

ドラッカーも自分の仕事の成果をあげる上において、自分の行動を記録することを強く推奨しているが、自分を客観的に観察することは成果をあげる意味でも重要である。

是非参考にしていただければ幸いだ。

【資質に重きをおくべき理由】

また、資質に重きをおく理由として、本書ではこのように述べられている。

「覚えておいていただきたいことが一つある。それは、天賦の才なしで訓練を重ねると、進歩するどころか燃え尽きてしまう危険があるということだ。どんな分野でも根気強く取り組まなければ進歩は望めない。怠けたいと思うときも当然あるだろうが、その誘惑に打ち勝つにはエネルギーがいる。さらに、進歩しつづけるには進歩の過程そのものからもエネルギーを得なければならない。

にもかかわらず、壊れた結合の修復ばかりしていると、逆の現象が起きる。エネルギーの消耗だ。どれほど周到に計画を立てて訓練を行ったとしても、ぎくしゃくとした不自然な動きは改善されない。訓練を重ねれば重ねるほど、無理を感じ、もどかしい思いが増すだけだ。そうなると、気力が失われ、再度取り組もうという意識が著しく減退する。要するに、シナプス結合の修復は割に合わない無駄な骨折りということだ。」

才能がある分野の努力と才能がない分野の努力どちらが自分にとってメリットが大きいのか、それは明らかであろう。

【強みを知り、強みに徹する】

多くの著書で明らかであるが、自分の弱みの克服より、強みを最大限伸ばす方がはるかに大きな成果をあげることができることがわかっている。

そのことからも自分の才能を知ることは重要な要素であると私は考えている。

そのヒントが本書にはまとめられているので、興味のある方は参考にしていただきたい。

【さらに理解を深めるために】

『ハーバードの個性学入門』トッド・ローズ(著)早川書房

『自分を超える法』ピーター・セージ(著)ダイヤモンド社

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